まさか1960年代に発売されたカメラの純正パーツが、新品で買えるとは。
今回はかなりニッチな話です(笑)
僕が使っているカメラで最もランニングコストがかかり(写真1枚あたりの)、重くて大きなカメラである、PENTAX 67。
通称バケペンと呼ばれるこのカメラのアイカップが、新品購入できたのです。しかもAmazonで。
AmazonでPENTAX 67の新品アイカップが買える
まずアイカップとは、ファインダー部分に点けるシリコンで出来たクッション材のこと。
ファインダーを守るためであり、同時に目を当てやすくする用途があります。
で、僕の買ったPENTAX 67(もちろん中古)はここが欠品してたんです。
まあいいかーって感じで使っていたら、メガネがめちゃくちゃ傷つきました(笑)
メガネが傷つくことに気がついてから、このカメラで撮影するのが少し億劫になりました・・・。
もう何十年も前のカメラだし、中古カメラ屋やヤフオクでアイカップを探すか・・・と思いつつ、ダメ元でAmazonを検索してみると
売ってる!
しかも新品でした。
PENTAX 67シリーズはPENTAX 67 Ⅱが2009年まで生産されていて、アイカップは67も67 Ⅱも共通なんですよね。
アフターの観点で製造しているのか、在庫がずっと残っているのか、よくわかりませんが、これは嬉しい。
PENTAX 67 のアイカップの付け方
アイカップの付け方ですが、ちょっとコツがいりました。
1.接眼レンズを本体から外す
まずは接眼レンズを本体から取り外します。ねじ込み式になっているので、すぐ外れます。
ちなみに接眼レンズがない場合は、中古屋とかで見つけて下さい・・・。
はい、外れました。
2.アイカップに接眼レンズをはめ込む
ここが説明書にも乗ってなくて(リコーが67の説明書をPDF配布しています!こちら)
多分これでやり方あってるはず!笑
アイカップの内側に溝があります。
ここに接眼レンズをはめていきます。アイカップをちょっと伸ばしながら、ぐぐいっと。
3.はまった
はまりました。こんな感じになればOKです。
4.あとは接眼レンズを本体につけるだけ
1.の逆手順ですねーこれで完成です!
全然関係ない話ですが、僕はこの67の巻き上げレバー下(ASAHI OPT. COの文字があるとこ)のアタリが気に入っています。なんかかっこいいので。
いつまで買えるかな、使えるかな
文中でも述べた通り、PENTAX 67 Ⅱが2009年前まで生産されていたことを考えると、2019年現在ギリギリ残っていてもおかしくないアイテム。
とは言え10年経過しているし、いつ新品在庫が消えてもおかしくない気がします。
ちなみにAmazonで買える67関連アクセサリーは、アイカップ以外にマウントアダプターが購入出来たりします。ここら辺は67と67 Ⅱで互換性があるからこそでしょうね。また、色々探してみる(Amazon以外ですが)と、一部アクセサリに関しては購入できそうな感じでした。
富士フイルムのフィルム値上げの発表と共に、写ルンですWater Proof終了の話もありましたが、毎年何かが終わるフィルム界隈。修理が出来ないカメラも増えてきたし、修理屋さんも減る一方だと思います。
切迫感を味わいながら写真を撮るのも嫌だなーと思いつつ、こうしてたまに現状を噛み締めます。
気候も良くなってきたし、少しでも状況が長引くように、たくさんフィルム巻こうかなーって思います!
フィルムは意外とローコストではじめられます。はじめは。興味ある方は是非ワタナベさん(ワタナベ (@sutougen) | Twitter )の上記noteをチェックしてみてください。
では、最後にまるで需要のなさそうな記事に、需要のなさそうな商品リンクを張って終わりますね(笑)
この記事が67ユーザの助けに、少しでもなれば幸いです。