1年くらい前に出会ったレンズ、Tessar 45mm/2.8。
早稲田にあるお店で気づいたら買ってました。あそこでお茶を飲んだらレンズを買うぞ。
コンパクトながら写りが良く、CONTAX RXにつけっぱなしにして使っています。
- Carl Zeiss Tessar T* 45mm F2.8 AEJ はこんなレンズ
- 作例|CONTAX RX × Tessar T* 45mm F2.8 AEJ
- X-Pro2 × Tessar T* 45mm F2.8 AEJ
- 気軽に使える良いレンズ
- CONTAX RXの記事
Carl Zeiss Tessar T* 45mm F2.8 AEJ はこんなレンズ
Tessar 45mm/2.8は40年くらい前に発売されたレンズ。
TessarというのはCarl Zeiss発のレンズ名称でありつつ、レンズ構成の呼称でもあります。はじまりは1902年とのことで、120年近くの歴史を誇ります。鋭い描写から「鷹の目」という異名も。
今回のTessarはヤシカコンタックス時代のもので、マウントはY/Cです。とにかくコンパクトなパンケーキレンズながら、「鷹の目」に恥じない写りの鋭さがあります。
基本スペック | |
---|---|
レンズ構成 | 3群4枚 |
焦点距離 | 45mm |
画角 | 50° |
F値 | F2.8〜F16 |
絞り羽枚数 | 6枚 |
最短撮影距離 | 60cm |
サイズ | ø60mm x 18mm |
質量 | 約90g |
フィルター経 | ø55mm |
マウント | Y/C(ヤシカコンタックス) |
メーカー希望小売価格(税別) | - |
実勢価格はAEJが2万円前後、MMJが3万円前後かなあと。状態にもよります。僕のは1.5万円でした。
外観
かっこいい。
この薄さ。
絞り羽根。後述しますが、AEJなので手裏剣みたいになってます。
愛用のCONTAX RXに装着。RXは肉厚なボディなので、Planarがお似合いなんですが、これも良いですね。
薄い。この薄さなので絞りリングが回し難いのが欠点です。あと個体にもよるかもですが、絞りリングのトルク感がかなり弱いです。
ちょっと見辛いですが、F値の8のところが緑で塗られています。そして被写界深度メモリのところに緑の▼が。これを中心で合わせると、パンフォーカスで使えます。
AEJとMMJの違い
京セラCONTAXのレンズには、名前の後ろに「AEJ」とか「MMJ」という表記があります。
JはJapanのJで、日本製ということ。Gもあって、これはドイツ。Tessar45mmはAEJとMMJしかないはず。
MMJの方が後発で、シャッタースピード優先とプログラムオートに対応しています。
写りでわかりやすく違うのは玉ボケの形。AEJは絞り羽根が手裏剣みたいになっていて、丸ボケじゃなくて角ばったボケになります。MMJは真円に近いです。
あとは発色が違ったりと細かな違いがあるみたいですが、比べず購入したのでわかりません・・・。デジタルで使う場合は細かく補正できるので、玉ボケの形だけ気にすればいいかなと。
作例|CONTAX RX × Tessar T* 45mm F2.8 AEJ
Tessarで撮影した作例をたくさん載せます。カメラはCONTAX RXです。
街中でスナップ
45mmという焦点距離と、パンケーキレンズのコンパクトさ、街中でスナップするのに最適です。
パンフォーカスでバシバシ撮っていくのが楽しい。
ピント面のキレがとても良いですね。パキっとした写りで気持ちいい。
建物・構造物
自然物
F2.8ですが、これくらいボケれば十分ですよね。わかりにくいですが、玉ボケはこんな感じです。
店内で
フェス行ったときの
来年こそは森道・・・
ポートレート
このレンズでポートレートはあまり撮ってないのですが、ご参考まで!
X-Pro2 × Tessar T* 45mm F2.8 AEJ
デジタル作例は下記の記事を。富士フイルムのX-Pro2につけて撮影しました。
気軽に使える良いレンズ
この小ささとキレのある写り、常用しやすいです。
パンフォーカスで撮ってると自然とシャッター数も増えていきます。
F2.8と、単焦点にしては暗い部類ですが、まあ十分ボケる。PlanarのF1.4はシビアすぎてあまり使ってなかったんで、描写は違えどF2.8くらいが丁度いいです。
コンパクトながら優秀なスナップシューター。おすすめです。
結構絞ってとることが多いので、このレンズ使うときはISO400フィルムをよく使います。
CONTAX RXの記事
苦い思い出もありますが、そこそこ長い付き合いになってきました。