サヨナラiPhone。
iPhone 3GSから、約10年に渡って使ってきたiPhoneでしたが、3月末にPixel 3(Android)にしました。
これまでAndoridはサブ機として何台も使ってきましたが、メイン機にするのは初めて。
結構思い切った感があります。OSのバージョンやボディは変われど、毎日をiOS(3GSのときはiPhoneOS)と共にしてきましたから・・・。
今回の記事では、製品をざっくり紹介する他、購入に至った経緯、iPhoneからAndroid機にするときの懸念点、しばらく使ってみての感想をお伝えできればと思います。
Pixel 3について
「Pixel 3」はGoogleが開発するAndroidスマートフォン「Pixel」の第3シリーズです。発売は2018年11月。
Googleは「NEXUS」というシリーズのスマートフォンも展開しており、そちらはこれまで日本でも販売されてきましたが、「Pixel」シリーズの日本販売は今回の3がはじめて。
スペックは以下の通り。
サイズ(高さ×幅×厚さ):145.6 mm x 68.2 mm x 7.9 mm
質量:148 g(+/-2 g)
OS:Android 9 Pie
CPU:Qualcomm® SnapdragonTM 845 2.5 GHz + 1.6 GHz 64ビット オクタコア
内部メモリ RAM:4 GB LPDDR4x
内部メモリ ROM:64 GB
バッテリー容量:2,915 mAh
ディスプレイ:5.5 インチ フレキシブル OLED FHD+(2,160 x 1,080)
背面カメラ:1220万画素 F1.8
インカメラ:800万画素 広角望遠カメラ
防水/防塵:IPX8/IP6X
背面カメラは1220万画素のシングルレンズと、ここ最近の複数レンズ・高画素トレンドに沿わない感じですが、そこはソフトの方で補うというのがPixel 3の目玉ポイントです。
NEXUSもそうでしたが、メーカーがカスタムしていない素直なAndroid OSを使えるのも魅力です。
詳しくは以下をチェックしてみてください。
Compare Pixel Phones and Specs - Google Store
Pixel 3の外観と付属品
次は外観と付属品を見ていきます。
外観
まずはフロントから。
画面サイズは5.5インチで、物理ボタンは無し。
ディスプレイを点けるとこんな感じです。
ちなみにPixel 3の兄貴分であるPixel 3 XLは6.3インチ。ノッチがある"ほぼ"全面液晶です。
続いて背面です。
大部分がつや消し仕様になっています。上部にある凹んだボタンのようなものは、スリープ解除および指紋認証に使います。
指紋認証の精度はとても良いです。全くストレスがない。iPhoneと違って背面での認証で、実際使ってみるとちょうど人差し指が来やすいポジションです。
そうそう、この写真でわかるように背面に傷がついちゃいました。つや消し部分は結構傷が付きやすいですね。
何も付けない状態が一番手に馴染んだのですが、背面傷が気になるので薄めのケースを付けています。
付属品
付属品は次の通りで、全てホワイトカラー。
左上から時計回りに、TypeC USBケーブル、充電器、3.5 mmピン→TypeC変換ケーブル、イヤホン、ステッカーとSIMピン、TypeA→TypeC変換アダプタ。
充電器は18Wの急速充電器で、15分の充電で最大7時間使用可能らしい。確かに充電は爆速です。
イヤホンはGoogle Assistantに対応していて、ケーブルに付随するボタンを押すとGoogle Assistantが立ち上がって通知の読み上げをしてくれたり、天気を教えてくれたりします。
TypeA→TypeCアダプタは他機種からのデータ移行に有用で、iPhoneとPixel 3をライトニングケーブルで接続するために用いました。
Pixel 3購入の理由
これに関しては「安かったから」です(笑)
済んだ話なので詳細は省きますが、機種変更一括0円でした(ドコモ)。
現在使っている端末の月々サポート(端末買ったら2年間値引いてくれるアレ)が1年以上残っていたのですが、こんなチャンスはないと思って機種変更。
ちなみに現在(2019年5月7日)、ドコモオンラインショップでは実質27,216円(2年間使用前提)です。
iPhoneを離れて、本当に大丈夫だろうか
僕は「お、安い!買う以外の選択肢がない!」って感じで、これまでに何台もAndroidを購入してきました。もう全部手元にないですけど・・・で、今回もそれに近いノリで購入しました。
ただ、触ってみると想像以上に操作感が気持ちよく、これまで使っていたiPhone7もだいぶモッサリしてきたので、この際Pixel3をメインとして使っていくことに。
ただ冒頭でも述べたとおり約10年iPhoneを使ってきた身です。変えちゃってから後悔しないだろうか・・・なんて色々考えたり調べたのですが、後ろ髪惹かれる部分は主に2つでした。
Airdorpが使えない、ディスプレイの発色の違い の2つです。
AirDropが使えない
これが一番引っかかったんですが、AndroidはAirdropが使えません。
MacとiPadを使っていて、知り合いも大体iPhoneユーザーだとAirdropって重宝するんですよね。
これに関しては必要な場面があればiPad(普段だいたい持ち歩いている)で代用するとしました。
ちなみにAndroidはAndroidビームっていうAirdropみたいなやつがあります。Androidユーザの皆さん、僕と会った際は是非ビームしましょう。
ディスプレイ発色の違い
以前Macbook AirからiPad Proに乗り換えた理由に「ディスプレイをRetinaで統一したかった」というのがあります。
手持ちのどのデバイスでも、同じような色味で自分の写真を確認できるようにするためです。
厳密に言うと同じRetinaでもデバイスやモデルによって色味が違うんですが・・・まあ大体いい感じ、と思っていました。カラーに対する感覚が同じメーカーだと揃いやすいかなと。
今回は異なるメーカーに移行するわけで、当時の思惑が崩れるなと感じました。現にPixel 3で確認する写真はコントラストが強く映ります。これは若干気になるところでもあったんですが、そもそも根本的にスッキリしたければカラーマネジメントディスプレイを使えばいいじゃんって話な気もしたので、今回は割り切ることにしました。
移行アシスタントでiPhoneからの移行も簡単
先程の付属品にあったTypeA→TypeCの変換アダプタを使って、iPhoneとPixel 3をライトニングケーブルで繋ぎます。
移行アシスタントが用意されているので、Pixel 3の画面上の指示に従って簡単にデータ移行できます。
https://store.google.com/jp/product/pixel_3_switch
写真、動画、音楽、通話履歴やSMS、アプリ等が移行できます。
写真と動画は一部移行できないものがあった他、謎のフォルダ分けがされてしまいました(笑)これについてはGoogle Photosで同期させた方が良いかも。
アプリについてはAndroid向けアプリが用意されているもののみです。そしてアプリ内データは引き継げません。LINEのトーク履歴も引き継げないです。これは嫌な人いるかも。
個人的には「これだけ移行できれば十分だな」というレベルでしたが、人によっては「全然移行できない・・・」って思うかもしれません。どうしても移行できないと困るものがある場合、事前に確認しといた方がベターです。
使い始めて約1ヶ月、iPhone全然恋しくない
少し不安もあったiPhoneのない生活ですが、全然不便はないです。
Pixel 3を使っていて思ったのが、iPhoneを使っていたときも、かなりGoogleのクラウドサービスに依存していたなということ。それらのGoogleサービスを、本丸であるPixel 3で使うのですから、快適極まりないなという感じです。
心配していたAirdropは1ヶ月間利用するシーンが無く(笑)、ディスプレイの発色についてはコントラストが高い印象はありつつ、これはこれで良いなと言う感じ。
カメラは評判通りとても良くて、これについては別途記事を書こうかな。
ポートレートモードは料理撮影もいい感じになる。
画面遷移やタップした時のバイブレーション(これはオフにも出来る)も心地良いです。ただ、アプリ立ち上げすぎると若干モッサリ感もあったりして、この辺はRAMが4GBというのが辛いところかな。
各所で言われているように、ハード面から見ると割高に感じる機種かもしれません。Google Playストアで購入すると95,000円〜なので、これならiPhoneや他メーカーAndroidのフラッグシップ機の購入に当てたくなるかも。
ただ体験としてはプレミアムな点が多く得られると思うので、キャリアの割引等をうまく使って安くゲット出来れば使ってみる価値があるんじゃないかなと思いました。
最後少し辛口になってしまいましたが、個人的には久しぶりにスマホでテンション上がりました。オススメです。
ポートフォリオ作りました
Pixel3での撮影にハマり、Pixel3で撮った写真オンリーのポートフォリオサイトを作ってみました!詳細は次の記事で。