連休を利用し、倉敷と尾道に行ってきました。
4月の気になるアレコレでご紹介した、「たけさんぽ」というフォトウォークが尾道で開催。気になりすぎて、旅行も併せて参加することに。たけさんぽ広島は旅行の2日目で、その時の写真は現像から戻り次第記事にしたいと思います。
初日、岡山県は倉敷市。古く美しい街並みで有名な「美観地区」を訪れました。
最近買ったXF35mmF1.4 Rの使い勝手を試そうと、この日の写真のほとんどをそれで撮影しました。XF35mmF1.4 Rの作例としても、参考にしていただければと思います(一部XF56mmとX100Fの写真があります)。
まずは岡山駅で腹ごしらえ
だいたい12時くらいに倉敷に着くスケジュールでしたが、例のごとく寝坊をし、岡山駅に着いたのが12時半くらい。
せっかくなので、岡山駅付近で昼ご飯を食べることにしました。
大都会岡山。いやほんとに結構都会でびっくりした・・・名古屋っぽい。道も広くて、何だかのどかな雰囲気があって、とても住みやすそうでした。
岡山も路面電車が走るんですね。
デミグラスソースかつ丼をいただきました
口を開けば食べ物の話が8割の奥さまリサーチにより、この日のお昼はデミグラスソースかつ丼に決定。名物らしいです。
どーん。グリンピースがのってて、洋風感ありますね。
お味はだいたい想像通りです。おいしかった!岡山に訪れた際は一度食べてみてください。
今回行ったのは、岡山駅から歩いて10分ほどの「味司 野村」というお店。デミグラスソースかつ丼のルーツ店でもあります。
けど、僕は味噌カツが好きや。
いざ、倉敷へ
腹ごしらえを終え、倉敷に向かいます。
今回の旅行で、何度もお世話になったこの列車。マットな黄色で、フロントがノペーっとしていて可愛い。銀座線もこれくらい可愛かったらいいのに。
倉敷駅に降り立ったのは15時くらい。ゆっくりしすぎ(笑)
中央通り経由で、美観地区を目指します。駅から1kmも無いですね。ふらふら歩いてたら着きます。
やってきました美観地区。
中央通りから行くと、まずこの光景が目に入ってきます。こっからざくざく進んでいきましょう。
もう5月の日差しですね。日も長くなってきました。
が、油断しているとすぐ暮れてしまいます。足早に散策をはじめます。
古い町並みと川、緑、晴天
古い町並み
まず目を奪われたのが、整然と並ぶ古い建物です。
「倉敷」という地名の由来は、米の集積地であった「倉敷地」に由来するそう。
倉敷の地名は、領地の年貢米の集積地である倉敷地に由来するとされ、古くは周辺の万寿荘などの荘園の米の集積地であったといわれる。 前述のように近世になると、周辺の天領の年貢米の集積地として、また備中松山の管轄時代は、松山への物資の中継拠点として栄えた。倉敷 - Wikipedia
当時の蔵や屋敷が数多く、綺麗に残されています。
白壁が印象的です。
川、緑、晴天
倉敷と言えば、古い町並みに加え、川を思い浮かべる方も多いのは。
古くは物資の運搬で賑わったそうです。
川沿いに生えている柳が涼し気です。
川沿いの、柳の葉でちょうど影ができるところに、ベンチが置かれています。
ここに座って、ずっと読書をしていたくなる清涼感。
川に反射する光が目に飛び込んできます。
それっぽい写真が撮れました。晴天が似合う町ですね。
とにかく壁がいい
美観地区を歩いていると、印象的な壁に目を惹かれます。
「なまこ壁」と呼ばれる、平らな瓦が貼り付けられた独特な壁です。
他にも、レンガが黒壁など、バリエーションに飛んだ美しい壁が観られます。
小窓や扉なども、可愛い感じのがたくさんありました!
三宅商店で休憩
ちょっと歩き疲れたところで見つけました。町家カフェ「三宅商店」で休憩です。
満席でしたが、席数がそこそこあるので、あまり待たずに入れました。
通されたのは、涼し気な2階席。
パフェーを食べました!うまーでした。
倉敷はマスキングテープの聖地
倉敷のいたるところで、マスキングテープが販売されています。
三宅商店でもたくさん販売されていて、三宅商店限定モノなんてのもありました。
何でかなーと思って調べたところ、マスキングテープブームの発端「mt」発祥の地でした!
おしゃれな店がたくさんあった
レトロな町並みにうまく溶け込む形で、三宅商店をはじめ、おしゃれなお店がたくさんありました。訪れる人は観光客が多いのだと思いますが、個人的にはこの町と暮らす人も楽しいお店という印象を受けました。
また、写真はありませんが倉敷デザインマーケットには是非訪れていただきたいです。衣食住に関係する、計8店舗が入る複合施設で、素敵なお店ばかりが集中しています。
こちらは戦前の銀行をリノベして作られた古道具屋womb brocante。
素敵な古家具や花瓶、小物がたくさん販売されていました。
倉敷はデニムの街としても有名。
美観地区から南に下ったところ、海に面した児島地区が国産デニム発祥の地だからです。美観地区にもたくさんのデニム店や、デニムにちなんだ商品が販売されています。
三宅商店からすぐのところにある「倉敷ほうじ茶」のお店、つねき茶舗。
道を歩いているとお茶のいい香りがしてくるはず。日本茶品評会でも受賞歴のある、有名店らしいです。
クールなエプロンブランド「NAPRON」を展開する、Ray store。
NAPRONって岡山だったんですね!
ちなみにエプロンの語源が、NAPRON(ナプロン)だそうです。店員さんが言ってました。
これまた古い家屋の中に作られた古本屋、蟲文庫。旅行先で、その街にしかない本屋に入るのが好きです。目を引く新刊の取扱もいくつかありました。じっくりと吟味したい、素敵な本屋。
あっという間に、日も暮れはじめまして
町並みも素敵ですが、素敵なお店がたくさんあって、あっという間に時間が経ってしまいました。欲を言うなら午前中、早い時間からまったり過ごしたかった町。寝坊しちゃったもんね・・・。
倉敷はライトアップも見どころらしいのですが、お腹も空いたしもういっか!ってなってラーメン食べて駅に向かいました・・・(笑)
また訪れたい、晴れのまち
「晴れの国岡山」*1というキャッチコピーにふさわしい、快晴に恵まれた一日でした。
主に倉敷、それも半日での散策でしたが、とても楽しめました。 倉敷は景観だけでなく、うまく溶け込むかたちで素敵なお店がたくさんあり、そこに暮らす人も楽しいだろうなと。古い町並みを残し、かつ観光地化する取り組みは全国各地で行われていますが、倉敷美観地区は良い例なのかなと思いました。
倉敷では時間の都合もあり、大原美術館や民芸館などの施設にも行けませんでしたし、もっとゆっくりお店も周りたかったところ。
瀬戸内海の方や、温泉、城巡りなんかも楽しそうで、また岡山行きたいなーと思いました!
では!
今週のお題「ゴールデンウィーク2018」
*1:諸説あるそうです。降水量の少なさは上位、日照時間はまあまあらしい。まあ、雰囲気で(笑)