写真展のために、東京から長野まで。
そう考えると、何となく腰が重いものですが、その写真展が友達が撮ったものだったり、友達が歌を歌うってなると話は違ってきたりします。
まあまあ出不精な僕ですが、そういうときは結構フットワークが軽かったりします。尾道のフォトウォークもそう(ぎりぎりまで悩みましたが笑)。過去に自分のために遠くから脚を運んでもらった、というのもあるけど、何よりこういうのは楽しいです。コスパとか、度外視。
そんなこんなで、長野のやってこ!シンカイで行われた「ナカノヒトミ展」という写真展に行ってきました。
「ナカノヒトミ展」@やってこ!シンカイ
やってこ!シンカイについて
やってこ!シンカイはHuuuu.incが仕掛けるコミュニティースペース(と言っていいんでしょうか)。
『やってこシンカイ』とは? 長野市善光寺のすぐ近くにある店舗のこと。全国の関係値のある服や本、雑貨などを取扱うだけでなく、ナナメの関係性で近所の爺ちゃん婆ちゃん、学生が集う「場」を提供しています。キーワードは「お店2.0」。小売の利益を求めず、月額の応援費用で新たなお店の価値観を目指して奮闘中。 - 4/29『やってこ!シンカイ』がプレオープン!開催イベントまとめ|シンカイ|note
このお店は小売の利益で店を回すのでなく、月額課金で回すという斬新なスタイル。これがとても面白くて、共感するところが多いです。
小売や飲食店って、もちろん利益を求めるべきだと思います。生活がかかってるから。でもそれを求めることで、本来やりたいことがやれなくなる、というのは多々あると思います。特に日本はお店に求められるサービス水準が高かったり、低価格主義だったりするので、余計にしんどい。
もちろん、うまく回転させているところもありますが、ほとんどの飲食店や小売が1年とかで店を畳んでしまうのが現状だと思います。
小売の利益を全ての拠り所にしない、月額課金制っていうのは「場」としてのお店の価値を、本来の売上以外の要素で補完する素敵なシステムな気がします。
詳しくは次の記事を。
アパレルや食器、本も売ってる。
写真展と、撮った人について
今回の写真展は店長であるナカノヒトミさんが被写体の写真展(会期は7/12〜7/16、現在は終了中)。
撮影は藤原慶さんとなかむらしんたろう。
被写体であるナカノヒトミさんは、ライターでもありシンカイの店長でもある。
僕がナカノさんを知ったのは下記の記事で、とりあえずお父さんのインパクトやばい人って覚えました(めちゃ良い記事だから読んで)。
お話できず仕舞いだったんですけど、同年代(同級生?)みたいなので、いつかお話してみたい。
藤原慶さんは、今年の森、道、市場で入場列に並んでいたところ、ばったり出会う。荷物を運んでくれたり、テントを立ててくれたり、ピザを買ってくれたり、マジ善人。でもサイコパス野郎って言われて可哀想だった。
カメラマンとして活動していて、今回の展示もとても良かった。自然体だけど、バシッと決まる写真を撮れる人だと思いました。
https://www.instagram.com/fujiwara_kei/www.instagram.com
なかむらしんたろうは、かれこれ長い付き合いで、彼が名古屋で悶々としてたときからよく知っています。
嫉妬しない人間はいないほど多才な彼ですけど、写真の話で言うと、カメラを持ってない日は無くて、とにかく撮りまくっている。人との距離の詰め方が天才的で、写真にもそれが現れてます。
僕は彼が写真を撮ってるのを側から(ほぼ毎日)観てましたし、よく撮られました。少なからず、影響を受けてると思います。僕の写真に日の丸構図が多いのも、一時期彼が日の丸構図をたくさん撮ってたから。
そういえば最近は#勝手なフェス 〜 あなたの理想の夏フェスを! 〜のジェネレーターをtako3と作ってバズってました。当時も一緒にやってた人たちが、今も一緒になにか作ってるってとても嬉しいですよ。
しんたろうのポートフォリオ(フィルム)はこちら。
filmtaro0901.tumblr.comあとこれ、すごくいい記事。
しんたろうやtako3の他にも学生時代の友人で、今も写真を続けてる人が何人かいて、いつも嬉しい気持ちでいます。みんな我が強くて、ほんといい写真撮るんですよ。折を見てまた紹介したいです。
アライヨウコ
この日の目的の1つにアライヨウコのライブがありました。
アライヨウコは友人であり、かげながら活動を応援しているアーティストの1人で、僕が以前やってたカフェでライブをしてもらった。それが5年くらい前。そこでしんたろうに見つかって、なんか楽しいことをしてる。
で、僕は残念ながらこの日のライブは観ることができなかった…3連休を舐めていて、バスが渋滞にハマって大幅に到着が遅れたため。
いやー遅れちゃった!みれなかった!ってサラッとした感じだったけど、途中のSA(遅れてても運転手さん休憩しなきゃだからね)で無情にも開演時間を迎えてひとしきり凹んだ。奥さんに慰めてもらった。
ライブは観れなかったけど、友達としての彼女に会えたから良かった。一緒に喫茶店行けたし(2回も)、こういう場所をいつも共有できて、とても嬉しいなと思っています。また東京のライブに行くね。
▼イラストも素敵なので見てみて下さい〜。
https://www.instagram.com/araiyouko_to_e/www.instagram.com
こういう場所があるっていいよね
やってこ!シンカイ、観光地近くと言えど、周囲の住民の理解を得たりとか難しそうだし、大変そうだな、なんて話を奥さんとしてました。
でも奥さんの「大変そうだけど、こういう場所が長野にあったら、人生変わる子はいるよね。中学生とか」なんて発言が結構響きました。
たしかに、例えば僕の実家は三重県の田舎で、カルチャーなんて無縁でしたもの。知ってる人も周りにいなくて。ふと自転車を走らせた先に、シンカイみたいなところがあって、中高生ウェルカムな感じで交流できたら人生変わる気がする。
その場所でやる意味、万人に伝わらなくても、絶対あるって思ってます。
僕もカフェをやってたとき、そんな気持ちを忘れずにやっていたなと思い出しました。
暑い中お疲れ様でした!シンカイ、また行く!
(しんちゃん、年々フットワークは軽くなってるけど身体は重くなってるよね)
シンカイに行ったらバーバラでカレーを食べよ
シンカイの近く、バーバラという喫茶店も最高だったので、シンカイに行かれる際はコチラもぜひ。