そろそろ手元に来て一年になるFUJIFILMの高級コンデジ、X100F。
スナップ機としての存在感が高いこのカメラですが、搭載しているレンズは開放F2と明るく、最短撮影距離10cmと寄れるレンズ。ポートレートにも十分使えます。
ということで、この一年X100Fで撮ったポートレート+最近意識的に撮ったポートレートを載せてみます。
本記事、アイキャッチ含め全てX100Fでの撮影です。
開放F2.0で撮る
ボケたほうがいいじゃん!!
寄って撮る
被写体にぐいっと近づいてみます。
最短撮影距離10cmを活かして。さらに背景も離して、、こんなにボケます。
モノクロ(ACROS)で良い感じにする
もはやフジのミラーレスのお家芸とも言える「フイルムシミュレーション」。
モノクロフイルムである「ACROS」のシミュレーションが、ポートレート撮影でも良い味を出してくれます。
この写真、あまり背景ボケが作れておらず、渋谷の街中ということもありゴチャっとしています。ただカラーより情報量が少ないため、主題である人に目がいきやすいかなーと。
街中で撮る
さっきの写真も街中やんっていうツッコミはなしで。
自分の場合、被写体が奥さんなので、撮るポートレートのほとんどが日常の延長線上。
ちょっと出かけるときに、首からX100Fを下げて、いいなと思ったところでサッと撮ります。スナップとポートレートの間のような写真が撮れがち。
結婚披露宴で撮る
この流れでキュートなこの被写体。披露宴で向かいの席を撮ったりするのに最高なX100F。
新郎新婦を撮るときはデジタルテレコンが使えます。
内蔵NDフィルタを使って撮る
どピーカンな日は内臓のNDフィルタを使いましょう。
X100Fのシャッタースピードは最速1/4000まで切れますが、それはF8以上絞った場合の話。絞り値による制限があります。F2だと1/1000までしか切れません。5月の快晴、しかも砂浜でF2で1/1000だと光量が多すぎて真っ白けになってしまいます。
ここで登場するのが、NDフィルタです。
NDフィルタは光量を物理的に抑えることが出来るため、絞り値に対して本来必要なシャッタースピードを落として撮影することが出来ます。
X100FはNDフィルタ内蔵型で、ファンクションボタン一つでONに出来るのが魅力ですね。
廊下でサイド光を入れて撮る
妻の実家の廊下で前撮りをしたときの写真。レースカーテンが光を和らげてくれるんですね〜。
X100Fの有効画素数約2,430万画素と、同メーカーのフラッグシップ同等。実はこの写真はトリミングしてるのですが、おかげで全然問題ないレベルです。
光が良い感じに回る建物で撮る
逆光気味の環境だと、X100Fのレンズは随分ふんわり写るイメージです。
ただ光が抑え気味の環境だと、滑らかで艶のある写真が撮れる気がします。
トップ光×白Tレフ板で顔にハイライトを
X100F関係なくなってきましたね。
このガレージ、名古屋時代のマンションの近所で、よく撮影に使ってたんです。
X100Fの焦点距離は35mm換算で35mmと、標準単焦点では広角の部類で、こういうシチュエーションの写真も無理なく撮れますね。
高感度を活かす
ISO6400、SS1/60で撮影。かなりISOを上げての撮影ですが、個人的には全然セーフ。拡大するとノイズは見られますが、なんかこれはこれで味がある。
どこかの記事でも見かけたんですが、高感度の際にでるノイズもフジのカメラはなんか良い感じ(な気がする)。
X100Fでポートレート撮りましょう
ということで、X100Fじゃ満足にポートレートが撮れない!ってなってX-Pro2を買った私ですが、改めて撮った写真を振り返ったり、ちょっと意識して撮ると、かなり良い感じのが撮れるなと思いました。
描写では大口径単焦点に劣ります。しかし、このカメラだからこそ撮れるポトレもある気がします。カメラ慣れしてない人を一眼で撮るより、X100Fで撮った方が自然な感じになる・・・はず!(笑)出かけがてらフラッと持ち出したときに撮れる、気楽なポートレートも。
X100Fをお持ちの皆様、是非ポートレート撮影をしてみて下さい。X100Fをお持ちでない方、是非次の一台の候補に。
おすすめです。