突然ですが、鉢の話をします。
まず下記記事にあるように、GWあたりに植物が楽しくなってきました。夏くらいに一回落ち着いたんですが、過ごしやすい気候になってから再熱しました。
この記事を見ると「わーとりあえず何か楽しそうやわ」って思います。鉢を塗ってた頃が懐かしい。名古屋のビックカメラで数十万円のハイエンドデジタル一眼を見て「こんなん量販店で売って誰が買うんや・・・」なんて思っていた時を思い出します。マップカメラの存在すら知らない。
何かしらの沼を経験すると、他の領域でも「あっ!これは沼では?」と察知する能力が身につきます。
そうなると、次なる沼を見つけた際「あ、沼だ。危険だ止めておこう」となるのではなく、不思議なことに「ふむふむこっから沼ですか。どれどれ・・・」と自ら身を投じるんですね。
ということで、鉢の話です。
オールドにしてモダン、伝市鉢
伝市鉢は日本六古窯の一つである丹波の窯「丹波立杭市野伝市窯」作られている鉢です。植木鉢に特化していて、50年くらいの歴史があります。
主に山野草などの愛好家に好まれてきたそうですが、近年は僕が好きな塊根植物や多肉植物、サボテンなどの愛好家にも好まれています。
人気のため品切れは多いんですけど、通販での入手性が高く、かつ価格も3号鉢が500円〜1000円あたりで収まっていて手頃なのが良い(一部除く)。
形は色々あるのですが、僕はコウロ型というぷっくり丸い形のものを買ってみました。
他にも蘭鉢やもっと浅いやつがあります。
底穴が大きく、通気性や排水性に長けているのがポイント。サボテンや多肉植物にもってこいです。
足に高さがあるのと、3点の凹みのおかげで、置いたときに空洞が出来るのがいいですね。下からの通気性も上がって、鉢底に水が溜まらない。
足には「伝」って押してあります。
バリエーション
サイズは3〜7号までかな?左から4号、3.5号、3号×2です。
3号で直径10cm(内径9cm)くらいです。
伝市鉢は歴史ある鉢ながら、色んなところからのオーダーを受け付けているようでして、同じ形でも結構なバリエーションがあります。僕もいくつか買ってみました。
まずは一番オーソドックスな素焼き(無塗装)のもの。
これはこれで好きです。味のある表情。値段も一番安くて、送料を無視すれば1鉢あたり500円前後〜で手に入ります。
オールブラック。写真だとわかりにくいのですが、鉢の足元まで黒く塗られています。つや消しっぽい黒色で、これはSHALLOWさんの別注だそう。
オールブラックは他の別注でも色々あって、一番沼が深い。アガベや塊根植物を植え込むと締まるので人気なのかと。
ちょっと見にくいですが、こちらは丹波黒。光沢のある、深みのある黒で高級感があります。
最後はグレー。これとてもお気に入りです。若干青みがかっていて、スッキリした印象。
アガベを植え込んでみました
丹波黒の4号鉢にアガベ・チタノタを植え込んでみました。
かっこいい。
横はこんな感じ。かっこいいな!!!棘!!!
棘!!!
ちなみに伝市鉢の存在は「植物と鉢」という素敵な企画をやられている、DAILY STANDARDさんの記事で知りました。こういう組み合わせも素敵です。
▶ 植物と鉢。ミントブッシュ シルバーリーフと丹波焼「伝市鉢」 | DAILY STANDARD
では