No.26

生活とか写真とか音楽とか?あと美味しいもの?

CONTAX RXとCarl Zeiss Planar 1.4/50を買いました。

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ちょっと前にコンパクトフィルムカメラが欲しいって言ってた気がしますが、フィルム一眼レフを買ってしまいました・・・。

ボディはCONTAX RX、レンズはCarl Zeiss Planar 1.4/50です。

共にめちゃくちゃ綺麗な状態のものを、運良く入手できました。

(2018.3.10追記)外観は綺麗でしたが、いろいろ難ありでした。

CONTAXというブランド

まだまだ僕は勉強不足で、このブランドを語るには知識が浅すぎるのですが、とにかく複雑な歩みがあったブランドという印象です。

コンタックスのすべて―コンタックスの歴史 1932~1982

コンタックスのすべて―コンタックスの歴史 1932~1982

 

はじまりはカール・ツァイス傘下であるツァイス・イコン社のContaxⅠ型。Leicaとバチバチやってたそうです。

やがてツァイス・イコン社はContaxブランドを終了するわけですが、次は日本のヤシカがカール・ツァイスブランドのレンズを製造・販売し、そのレンズを採用するカメラブランドとしてCONTAXが誕生します。これが1975年。で、そのヤシカが京セラの傘下に入ったのが1983年。そして2005年、その歴史に幕を下ろします。

当時のデジカメWatchの記事が残っていました!

京セラ、CONTAX事業を2005年中に終了

デジタル化の流れへの遅れが撤退の理由かなあ。この時期はカメラ業界にとっては大きな変遷期だったのでしょうね。

ちなみにドイツが東西に分かれてツァイスブランドが分裂して・・・みたいな、もっと深い歴史がありますので、一緒に勉強しましょう(笑)

CONTAX RXというボディ

さて、RXです。発売年は1994年。京セラのCONTAX終了が2005年ですから、割りと後期のモデルですね。Y/Cマウント機としてのスペックはRX前後でほぼ変わりはないので、もう出来上がっちゃってる時期のものとも言えるかも。

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ボディの重さは約800g。Canonの5DmarkⅣが800gなので、ほぼ同等ですね。NikonのD850も同じくらいかな。

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RXは後継機として2002年にRXⅡが発売されましたが、生産数は全世界で3,500台だそう。レアものですが、スペック的にはRXとほぼ変わりなしです・・・。

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軍艦部の全体像です。

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まず右手。ダイヤルは左側から時計回りに、露出、電源、ドライブ切り替え。露出ダイヤルが右手で触れるのは良いですね。並び順が普段使ってるX-Pro2と逆ですが・・・。

デジカメみたく、大きな液晶画面がないため、基本的な機能はすべてダイヤル操作。基本ダイヤルの下に別のダイヤル(というかレバー)があります(笑)

露出ダイヤルの下はブラケティング、ドライブ切り替えダイヤルの下は測光です。

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そして左手はシャッタースピードダイヤル。最速1/4000です。

その下には露出モード切り替えレバーがあります。

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フィルム室はこんな感じ。いやーモルトも全交換されていて、これは本当に綺麗なものを買った。

艶消しブラックの質感が最高 

CONTAX一発目の一眼レフ、RTSのデザインはポルシェデザインでした。

で、以降CONTAXのカメラはそのデザインが脈々と受け継がれております。

このRXもそうで、基本的なデザインは初代と変わっていません。

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個人的にはこのセクシーなグリップがたまらない・・・実用面でもいい具合のグリップです。

電池は2CR5

このカメラの電池は2CR5です。単三電池より短いものが2本くっついたみたいな電池。

家電量販店でも購入できます。

 

Carl Zeiss Planar 1.4/50というレンズ

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レンズはPlanar50mmF1.4と決めていました。標準単焦点の王道、一度は使ってみたかった・・・!(2018.3.10追記:外観はかなり綺麗ですが、酷いクモリ玉でした・・・)

たくさん種類がある50mmのPlanar

50mmのPlanarってたくさんあるんです。Y/Cマウントの中でもF1.4とF1.7、さらに日本製・ドイツ製、プログラムAE/シャッター速度優先AE対応のMM・非対応のAE。

MMとAEに関してはレンズのどこにも記載がないのですが、絞り値の16が緑=MMという見分け方が出来ます。

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ちなみに僕のは絞り値が緑、日本製の「MMJ」です。

それぞれ違いがありますが、写りの面では絞り羽根の違いが一番わかり易いと思います。下記のブログでかなり詳しく記載がありました。

sstylery.blog.jp

数あるマウントの中でも、C/Yのツァイスはお手頃(注意アリ)

(2018.3.10追記)数は多いですが、状態も様々です。中古で問題なさそうでも、私みたいにクモリがあったりするかもなので、信頼できるお店で買いましょう。不安な場合は、新品もまだ販売されており、そもそも販売が10年ほど前と比較的新しいため中古でも美品が多いであろう、コシナ製の方がいいかもです。

現行カール・ツァイスって、SONYのEマウントはじめ、色んなマウントのが出てます(コシナ様〜)。Xマウントもあるしね。

で、まあお高いレンズであるんですが、CONTAX時代のツァイスは比較的安く手に入る、という話。中古ですが、そもそもの流通数が多いからでしょうか。

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Planar1.4/50で比較してみます。店によって違うと思いますが、3メーカーの中古在庫があるマップカメラで比較(2018年3月5日現在)。

メーカー モデル名 マウント 状態 価格(税込)
SONY Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z E(SONY) 美品 149,800
コシナ Planar T* 50mm F1.4 ZF.2 F(Nikon) 美品 55,800
CONTAX(京セラ) Planar T*50mm F1.4 MM C/Y 良品 39,800

状態の違いはありますが、コシナと比べて1万円以上安い・・・!SONY高え・・・(AF使えるけど)。状態良いものは少ないかもしれませんが、MMじゃなくてAEならもっと安いはず。

まとめ

フイルムでポートレートを撮りたいなと思っていたことと、ツァイスのレンズを試したいと思っていたこと、これがうまいことハマるのがC/Yマウント機でした。

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もともとAriaがいいなと思っていたのですが、なんか人気らしくて凄く高かった(笑)。CONTAXはコンパクト機(T2、T3、最近ではTvsも)の人気がすごくて、どんどん値段が上がっていくのを指を加えてみていたんですが、Ariaも人気なんですね。

(この記事、ARIAが欲しくなるよね・・・) 

Ariaは460gと軽量ながら、スペックも申し分無しで、フィルムエントリー機としてもツァイスエントリー機としても、納得の一台だと思います。

ただちょっと高くて買えないな、他の機種を、と思って候補に上げたのが167mt、ST、RXでした。Ariaに比べると圧倒的にお買い得。重ささえ我慢すれば(笑)

どれでもいいなーと思っていたのですが、167mt・・・デザインがあまり好みでない(笑)・あまり状態のいいものが見つからなかった、ST・・・相場がRXと比べると高い・イルミネーションいらない(笑)、ってことでRXを探していたところオークションで良さげなものを見つけて落札。

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専用ケースやストラップもとても綺麗な状態で、長く使っていきたいと思います。

まだ撮影に持ち出せてないので、今週末撮りに行ってまたブログ書きます。では! 

 これ買って勉強してからでもよかったかも(笑)

 

 (後日談)色々難ありでした

こんなにテンション上がってたのに、故障機でした。

CONTAX機あるあるのミラーズレ、Planarあるあるのバルサム切れを起こしていました。詳しくは下記の記事で。

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ちゃんと撮れた記事はこちら。レンズの曇りの状況もわかります。

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 こちらはキレイなPlanarを借りて撮ったときの。ぜんぜん違う・・・。

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